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    旅の途中

    • 2012.12.07 Friday
    • 13:10
    セルフジャーニーPart?10日間 前期の10日間とあわせて200時間、マスター・スダカーによるトレーニングVISION OF YOGAが無事に終了しあっという間に1週間以上の時間が経ってしまった。
    「自分を知る旅」「本当の自分と出会う旅」・・・そのような言葉で何度か語られた今回のティーチャートレーニングは私にとって大いなる“冒険”で、“挑戦”で、かけがえの無い“経験”であったと思う。 トレーニングの直前に持病が悪化したり、受験生の息子の期末試験が重なったり、10日間家を空ける諸々の準備に翻弄されたりでかなり弱気のスタートをきった私。
    「あー毎日通いきれるかなぁ・・・」そんな不安を抱えたまま。

    ++

     初日のPUJA(神聖な歴代のヨガの聖人達へのお祈り、怪我などすることなくこのコースを皆無事に終了できるよう願いを込めるお祈り)を終えたあとに、マスターが前期私たちに蒔いた種がどのように芽吹いているか見たい。そのようなことをおっしゃったのでビビる。いや、ビビる必要はないのだけど。 確実に土をやぶってもっこり顔をだした芽がある自覚はある。自覚はあるけど、かなりのスロースピードなのもたしか。
    まぁいい。私はこれ以上でも以下でもない。
    そう何度も思いながらトレーニングに向き合った。 頭で考えること、心で受け止めること、知って手放すこと、次々とたくさんの課題が降ってくる中、毎日やるありがたいマスターのフロー!(クラスメイトのマキコさんが「火を噴くフローだと言ってたっけ。うまいな。)はすごかった。 滴る汗、自分との闘い!!40半ばでスポコンかブートキャンプか。
    2、3日帰りの駅の階段が上れませんでした(死) でもこれは私が力をつかって筋肉を無駄に酷使してアサナをやった結果。本当はこんな使い方はしない。しないのはわかってるのに筋肉痛に泣く。
    それが4日目のフローの後突然身体が軽く、筋肉痛も去り、自分の足がとても軽くなったのを実感して唸る。すごい、やっぱり「その先」が欲しかったら途中で怠けたらたどり着かないのか。 ここでまず“経験値”ポイントゲットって感じだ。
    しかし、ちょうど中間地点で私の気力と体力が悲鳴をあげるのだった。インバージョンの練習のあとしばらく起き上がれずスタジオに転がってた。 もうだめかもぉぉ〜と天井を見ながらチョロリと涙がでるが知らんぷりしてなんとか家に帰った。

    頭の中で、ずっと『自分の限界を尊重すること』と『怠慢に負けないこと』との違いはなんなんだろうかと考えていた。

     “きもちよぉ〜くカラダを伸ばしてぇ〜 自分のココロと繋がってぇ〜 無理をしないで〜りらぁ〜っくすぅ〜”っていうのがヨガだと思ってた数年前の私と胸の中でお話してみたりして。
    そしてお決まりのように「比べる」という心の動きがやってくる。人と比べて自分を傷つけるという厄介な心の動きが。
    TTの間にマスターが自分のIDを取り外せるか?という問いかけをされてみんなで頭を悩ませた。ただの自分になれるか。 家族も仕事も容姿も名前も自分から取り外せるか→無理!嫌だ!→それならなんで心から「自分であること」にこの上ない幸福感を味わえない? あぁ。悶々悶々・・・・
    そんなとき、やっぱり「経験をしなければわからないよな」って漠然と思って、とことん比べてみることにした。 障害をもった子供たちの学校の先生をしている友人が、とても共感してくれて、すてきな言葉をくれたのでご紹介しておこう。
    「比べる事で、違いを知る事で、自分の姿がわかる。人は一人一人違うということを知る事ができる。 だから徹底的に比べるということも必要なのかなと思った。その先に、比べた結果をありのまま受容する、という経験がやってくると。」 (こういう実際ヨガをしていなくてもヨギだと思う人が私の周りにはけっこういるのだ。)

    自分を受容する。

    それで突破口が見つかった気がして、翌日もうボロボロ(なぜか片眼が腫れてかなり不細工)の状態でスタジオにいったら、やっぱり午前中は容赦ない、もとい、ありあがたいフローで始まった。 で、初めに言っちゃうと、私はこのフローで変わったんだ! いつものように、何分やったのかも何をやったのかもわからない瞬間瞬間だけをひたすら動き呼吸して進んでいったフロー。
    途中、絶対無理だわと思っていたポーズの前でじっとしていた。無理をしたらいかんと勝手に判断して。そしたらすかさずマスターから 「マキ、GO!!!」と叱咤されて、えぇ〜〜と心で思いながら挑戦してみたらすんなりできたのだった。
    ずっと見ていてくれたマスターがやっぱりでっかい声で「GOOD!」と笑顔で返してくれた。なんだこれ。ちょっと感動。
    そして感動に浸る間もなくそのあともサクサクと続く動きの最後に、パドマーサナ(蓮華座)のままゴロンゴロンと転がるなんとも不思議な動きを指示されるがままにやって、いつの間にかフローは終了していた。

    マットに座って、あらびっくり! 目が1.5倍ぐらいに広がったような、目の前の紗が晴れたような、めちゃくちゃクリアな視界。 スッキリ!!!ってこういうこと?びっくりして思わずゲラゲラ笑ってしまうような至福感・・・・の直後にきたのは・・・・ なんととめどなく溢れる涙であった。 おかしくなっちゃったのかと思ったよ。恥ずかしくて下向いていたら、 「アサナをして涙を流している人がいてもほっといてあげるんだよ」っていうような意味のことを優しくマスターがみんなに話してくれて、あーいいのかーと思ったらさらにだらだらと涙が。 私はこのとき初めてアサナの本当の効能(の一片)に触れたような気がした。 これは私の経験だ。だけど、一人ではとてもじゃないけどできなかった経験だ。 師というのは「経験」に導いてくれる人なのかもしれない。

    だいぶ長くなってしまったけど、この一連の経験が今回の私の学びの大きな収穫であったと思う。 書こうと思えばもっと、へぼへぼだった試験のことや不甲斐なくて泣けた最終日のことや助けてくれた友達のことやありがたい小話やトレーニング中の家族のことやあれこれいっぱい書けるのだけど、まずはこのことを記しておきたかった。 なかなかまとまらず、今日やっとトレーニング後の初オフ日だったので書いてみた。

    長い長い一生続くヨガの旅に連れ出してくれたマスター・スダカーと全く無知であった私にヨガ哲学を教えてくださったドクター・マドヴァンに心から感謝の気持ちを。
    そして、きめ細かいサポートや心遣い、素晴らしいオンリーワンな通訳をしてくださった円さんにもありったけのありがとうを。
    だれも文句一つ言わず送り出してくれていた家族にも、同期のTT生のみんなにも、たくさんの愛を。
    ありがとう、ありがとう。 ここまで読んでくださったあなたにも、ありがとう。

    あ、そうだ。 最後に・・・ ボインとかセクシーとかじゃなく、“ビキニ着るために脂肪燃やさなくっちゃ!”系の間違ったトリコナーサナをやってたからという残念な理由で「ビキニマキというあだ名をいただいた件。 だけは記しておく。
    ナマステ


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    運動が苦手な方も身体がかたいからと諦めている方も、無理なくはじめられるようなプログラムです。 よろしくお願いします! 一緒にヨーガの効能を体験いたしましょう。

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    がん体験者を対象とした ヨーガクラスを開催するスタジオ・ 指導者の任意団体です。 委員会のメンバーです。

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