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- 2021.04.02 Friday
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「あー、もうこのクラスでは鬘をとってヨガをやろう!気にしないでくださいねー」と頭のウイッグを外されました。
私以外はだれも彼女ががんの治療中だと知らなかったので皆さん驚かれていましたが、
そのときに「実は私も・・・」「え、私もです」とそのクラスには実はがんのサバイバーさんが4人もいらしたということがわかりました。なかなか一般の練習場で一人だけこうしてアクションを起こすことはたやすいことではないと思いますが、彼女の行動をきっかけに心のガードがすこし外れたみんなの笑顔が忘れられません。
みなさん、それぞれのペースでいまもヨガのある生活をされています。ヨガの恩恵をより強く感じられているのだと思います。
私にとってもこの事実はとても心強いことで、自分の人生にヨガがあることにあらためて感謝せずにはいられません。
私が暮らす地域の文化センターの大広間でヨガクラスを始めて8年。今も変わらず、更年期の女性や赤ちゃん連れの方、たまには高校生や大学生、お孫さん連れのシルバー世代の方々が毎週集まってヨガをしています。
生きてきた年数や環境も、抱えている痛みもストレスも様々な人達が一緒にヨガをして、それぞれが体感する。
インストラクターが強要するものでもなければ、無理に手を引くものではなく、そこには個人とヨガのパーソナルなかかわり方があり一人一人が受け取るものだと思います。
ヨガのアサナや呼吸法は体に活力を与え、心を安定させます。また、こういった交流空間そのものが自分を支えてくれることもあるのです。
そして、ヨガが人生を変えること、大いにあると信じています。
そういった意味でも、この度医療の現場からヨガに関心を示してくださる方にお会いできたことも、医療従事者や患者さん方に、ヨガの効能を知っていただく機会が設けられたことは非常に意味のある大きな一歩だと感じ、その場にほんの少しでも関われたことをありがたく思います。
がんの手帖 β
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